組込型振動解析装置

振動波による解析は、低域(加速度)、中域(超音波)、高域(AE)があります。
加速度波は振動と低域ノイズの分離が重要です。
AE波は素材そのものが発生する振動波です。
最近はAE波をデジタル分析する手法が使われています。
本装置は、素材判定をアナログ的に処理します。

FDデータやPC9801ソフト資産の活用

フロッピーディスク(略称FD)が市場から消え、久しいですが、
現在も運用されている状況です。
FDのデータは、SD化して運用しています。
使用しているFD関連製品は、下記の通りです。
・FDドライブとSDカードの複合装置
・FDドライブエミュレータ
・FD(34P)とUSB変換

PC9801のソフト資産は、XP上で運用しています。
エンベデットXPは、現在も入手可能です。
パソコンは、工業用設計しています。
主な仕様は、下記の通りです。
・CPU:  インテルATOM
・メモリ:  最大2GB
・表示系:  液晶用LVDS、外部用VGA
       (15インチ液晶モニタ)
・SATA: 2CH(SSDを使用)
・LAN:  2系統(10/100/1000)
・USB:  8CH(USB2.0)
・COM:  6CH(バス直結型)
装置の特徴は、無人運転用に自動立上り、自動電源断機能を搭載しています。
工業用の装置は、24時間365日、安定して動作する事が重要です。
新しい装置も良いと思いますが、実績のある装置を運用する事も大切です。

無線モジュールのリアルタイム送受信

無線モジュールは、無線を経由し、無線受信にデータを送ります。
内部にマイコンが搭載されているので、データ転送処理は、マイコン任せになります。
実際では、マイコン側でデータ間隔の調整を行います。
この為、最大で200mS程度の遅延が発生する事もあり、リアルタイムでは使えません。
そこで、データ間隔の調整を行わない様、データ間隔を調整する事で、リアルタイムに行えます。
(添付波形参照)